今日は、お友達と早岐茶市の梅市に行ってきました。
早岐茶市というのは、佐世保市の早岐瀬戸沿岸で、5~6月に開かれるている市、
なんですが、400年前から続く歴史ある市で、元々は、漁村で重宝された山の幸である東彼杵や嬉野茶と、ワカメの産地であった早岐との海の幸や、その他各地から集まった魚介類の乾物などの物々交換から始まったのルーツになっています。
 
そして、この早岐茶市は、末広がりのめでたい8の日を中日とする3日間を、
4回に渡って開催するのが、近隣で行われている他の茶市と大きく異なっているところ。
 
最初が、5月7~9日の初市、5月17~19日の中市、5月27~29日の後市、
6月7~9日の梅市ということで、今回私は、梅市のみ行ってきました。
早岐茶市自体行くのが始めてで、梅市は一番出店の数も人も少ないということで、
また今は、昔と違って、そんなに安かったり珍しい物があったりするわけではないので
昔に比べたら魅力もなくなってきている、という方も多いのですが、
結構、売りに来ているおじちゃん、おばちゃんたちとのやりとりが楽しくて
ひじきは鉄鍋で煮ないと鉄分がない、とテレビで言っていたから、
家の奥の方で眠っていた鉄鍋を引っ張り出してきて、それで煮たひじきだから
鉄分もたっぷりよ、というおばあちゃんがいたりとか、
有明産の今となっては貴重なあげまき貝を売っている方がいらしたりとか、
気づけば、魚の乾物に、ひじき、天然のわかめ、国産のごま、干ししいたけなど
なんだかんだで、あれこれお買物してしまいました。
 
今回行った梅市は、その字のごとく、主力商品は新茶から梅の実に切り替わっている
ということですが、思ったほど、梅の実は出てなかった気がします。
新茶や、魚介類の乾物の他、陶磁器、鎌や包丁などの刃物とか、鯨肉なども出ていました。
 
そして、今日の夕食は、梅市で購入した貴重な有明産のあげまき貝。
韓国産のあげまき貝は、時々、佐世保朝市で見かけて買ったりしていて、
あげまきってとっても美味しい貝だなぁと思ってはいたのですけれども、
有明産のあげまきは、更に味が濃厚で美味しかったです。
また来年採れるかどうかもわからない、それぐらい貴重になってきている貝だと
言われてました。
 
一緒に行った友達は、生まれてからずっとこっちに住んでいるのに、
食べたことない、名前も知らない、初めて見た、というので、
絶対これ美味しいから、食べてみた方がいいから、とお勧めして
強引に(笑)買わせてしまいましたが、
やっぱり、美味しかったーと言ってました。よかった、よかった。
 
あさりなどと同じく、バターでソテーして、塩分もあるので、
味付けなしでもうそのままでいけます。
野菜を一緒に炒めてもいいのですが、今回はレタスを敷いただけでした。
 
そして、副菜は、おかわかめのお浸しの梅肉あえ。
じゃがいもと、そしてこれも梅市で買った小エビを、細切りにした玉ねぎとともに
酒、醤油、だし汁と煮て、最後煮汁がなくなるくらいまで煮絡めたもの。
じゃがいもは、家庭菜園でこの春収穫したものですが、まだまだ土が固く石ころも多くて
あまり大きく育っていません。味は良いのだけどもね。
夫曰く、まだ全然耕しが足りないから、俺がもう一度やる、と。
前の庭も、結構手に豆が出来るくらいクワを何度も何度も入れて耕したそうで
これじゃ全然ダメだといわれてしまいました。
機械があればいいんですけどね、私の力だとどうにも限界みたいです。
また、どうやらこの辺りは、むかしは田んぼがあったところみたいで、
田んぼの下は、石がたくさん入れてあるから、といわれました。
どうりで!掘ればどんどん石が出てくるわけだわ。
クワで取り切れないぐらい大きいのも入ってるから(;^_^A
 
それに、やっぱり梅市で購入した天然のわかめとお麩の味噌汁。
地元のわかめはよく買っているけれど、天然ものは少ないので、
これはありがたかった。味が濃くて美味しい。
 
梅雨入りしたのに、ちっとも雨も降らず、快晴の梅市、楽しかったです~。